「ボス、トンキの歌分からない」生徒の声にトンキ?中国人いたっけ?と顔を上げた私に「石川トンキ」と繰り返す声。そうか、「石川啄木」か。吹き出しそうになったのをぐっとこらえて、「その人ね、生活が貧しかったから「働けど働けど…」と言う短歌も読んでた人。働きに行く彼を奥さんが停車場に」「停車場って何?」「列車の駅」「駐車場の事じゃないんだ」どうやらチグハグな会話のようです。

啄木も 子供にかかれば 変な人 消えゆく日本語 時代と共に