塾に来ている小学校3年生が、「先生!百人一首ある?」と聞いてきました。
勿論この変な塾には百人一首はあります。出してきて「なぜ?」と聞くと、冬休みの
宿題で、百人一首を10首覚えていくことになったそうです。なんとすばらしい小学校でしょう!

私も子供のとき、勿論私の子供もお正月は百人一首大会でした。大人に負けてどんなに悔しい
思いをしたことでしょう。また、年頃になると恋の歌にどれほど心を惹かれたでしょう。

今中3に古文の掛詞を教えるときには、かつて自分の十八番だった小式部内侍の 「大江山 いく野の道の 遠ければまだふみも見ず 天の橋立」を使っています。

担任の先生も百人一首お好きだったのかもしれませんが、小さいときから日本文化に触れさせてくれた先生はすばらしい方だと思います。